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今月の記事
2006年3月

★7月5日から9日までスペインのビルバオで第1回世界カポエイラ・フェスティバルが開催される予定。詳細はこちらのサイトを参照(3/17)

★リオ・デ・ジャネイロ州カポエイラ連盟のメストラ・シガナは、リオにおけるカポエイラの歴史を記録にとどめることを目的としてリオ・デ・ジャネイロ・カポエイラ記念センターを設立する構想を発表した(3/16)

★ゴイアス州カポエイラ連盟は、3月18日午前8時からオアシス・クラブで第3回カポエイラ女性大会を行う。参加費は10レアル(3/15)

★カポエイラ研究グループGECA【Grupo de Estudos da Capoeira】は、3月12日から14日までサンタ・カタリーナ連邦大学で第2回カポエイラ研究全国セミナー【Seminario Nacional de Estudos da Capoeira】を行う。定員は500人で、申し込みが必要(3/14)

★3月25日と26日、リオのイタボラーイにあるメストリ・ビンバ教育センターで第1回目となる講習会を行う。主催はアバダ・カポエイラで、講師はメストリ・カミーザ。定員に限りあり。参加費は300レアル(3/12)

★5月18日から20日までイタリアのミラノで第6回カポエイラ・アンゴラ国際集会が開催される。主催はメストリ・コブラ・マンサのFICA。スペシャル・ゲストとしてロンドンからメストリ・マルセロが参加する(3/11)

★カンドンブレ、バイーア文化に造詣の深いフランス人写真家ピエール・ヴェルジェ【Pierre Verger】の写真展がサンパウロの現代芸術博物館【Museu de arte Moderna】で3月26日まで開催されている(3/7)

★メストリ・ブラジリアの弟子でイタリアのボローニャを拠点に活躍しているメストリ・シキーニョが、初のCD『OLOXUM - SAMBA CAPOEIRA』をリリースした(3/6)

★今年1月にメストリ・ジャイメ・ジ・マル・グランジ【Mestre Jaime do Mar Grande】がサンパウロに設立したカポエイラ・アンゴラ・パラグアス文化協会は、3月11日午後2時30分からカンブシ区の同協会でホーダを行う(3/3)

★11月22日から26日までオーストラリアのカポエイラ・ザンビアコンゴは、グループの10周年を記念したイベントを開催する。ブラジルからメストリ・ジェニ、スペインからプロフェッソール・バトゥケジェとインストゥルトール・サビアーの出席が決まっている(3/1)


2006年2月

★メストリ・モライス率いる
GCAPが新しいアルバム『GCAP - ligacao ancestral』を準備しており、それを記念したイベントが3月9日から12日までサルヴァドールで行われる。カポエイラのワークショップ、講演会、ホーダなど。最終日はイーリャ・ジ・マレでホーダ(2/9)

★コントラ・メストラ・ジャンジャ率いるサンパウロのアンゴラ・グループNZINGAで、1月30日から2月3日まで
メストリ・コブラ・マンサのワークショップが行われる。毎日午後7時から9時30分まで。参加費は50レアル(2/1)

2006年1月

★フルコンタクトに近いカポエイラの大会「World Fight Capoeira」が2006年8月にサンパウロで開催されるようです。ビデオ・クリップをメールでもらいましたので、こういうのがお好きな人はどうぞ(1/26) →video

★FICA(国際カポエイラ連盟)による第4回審判会議が、2月10日から12日までサンパウロ州のアララス市で開催される。同連盟の総会および第4回国際カポエイラ学術会議にあわせて行われるもの(1/12)

2005年12月

★大阪のカポエイラ団体アウマ・ネグラの三田さん、カルメンさん夫妻が、
『カポエイラ―はじける肉体の即興芸術 自由に、軽やかに、のびやかに』という本を出版。日本語でカポエイラについて出版された本としては日本で最初だと思います。私はまだ入手していませんが、これでカポエイラの普及にいっそう拍車がかかるといいですね。アマゾンで買えますよ(12/23) →こちら

★西アフリカはギニア湾に浮かぶ島国
サントメ・プリンシペ民主共和国に、カポエイラ連盟が創設された。国際カポエイラ連盟のセルジオ・ヴィエイラ会長によると、現在4大陸に11の国家レベルの連盟が存在するという。同国の場合は、人口18万人程度の小国で、これまで特にカポエイラのグループが活動しているという話は聞かなかったが、かつてポルトガルの植民地だったことによる公用語の共通性が創設を容易にしたものと思われる(12/20)

★サンパウロの最長老
メストリ・アナニアスの81歳の誕生日を祝うイベントが、12月13日午後7時からサンパウロ市イタイン区のヴィラ・クートゥラウ・イタインで行われた。メストリはヘプーブリカ広場のホーダを創設した立役者で、サンバ・ジ・ホーダ、カンドンブレにも造詣が深い。今回のブラジル旅行でもご自宅にお邪魔していろいろお話を伺いました。おめでとうございます!(12/19)

カプエラ・アンゴラ社会文化開発協会(Associacao de Desenvolvimento Socio - Cultural do Capuera Angola )は、12月15日(木)、ジェズス広場にあるバイーア連邦大学医学部の講堂で理事会の就任式を行う。理事長にはメストリ・クリオ(Mestre Curio)が就任する(12/14)

★今年4月に亡くなった
メストリ・ジェルソン・クアドラード(Mester Gerson Quadrado)のサンバ・ジ・ホーダのCD『Arue Pa - Samba Tradicional da Ilha』がリリースされた。昨年発売されたカポエイラCDに続く第2弾だが、遺作となってしまった。イタパリカ島に根付く伝統的なサンバをパンデイロ、ヴィオラで素朴に歌い上げたすばらしい内容。イタパリカにはカポエイラもサンバも、サルヴァドールやヘコンカヴォとはまた違った流れがある。メストリ・ジェルソンの豊富なレパートリーを記録にとどめておこうという、まさにこれからというときの訃報だっただけに残念としか言いようがない(12/13)

2005年9月

★2006年の1月12日から15日まで
バイーアのフラジス島でカポエイラ・アンゴラのイベントが開催される。主催はメストリ・ホシーニョのECAMAR。12日はボンフィン教会の前でホーダを行ったり、サルヴァドールからヴィルジリオ、アウグスト、ゼ・ジ・レンソ他さまざまなメストリを招いて講習会が行われる(9/28)

★10月22日にパラナ州マリンガ市のシネ・テアトロ・プラザで、カポエイラ・ムゼンザ主催のトーナメント
第7回マリンガ・オープンが開催される(9/27)

★11月20日の黒人意識デーにブラジルのクルトゥーラTVで、カポイエラの国際化をテーマにした
ドキュメンタリー番組「マンハッタンのマンジンガ」が放映される。メストリ・ジョアン・グランジが中心的に取り上げられる模様。監督を務めたルシア・コヘイアはジョアン・ピケーノの生徒(9/26)

★国際カポエイラ連盟(FICA)は11月1日から
カポエイラの理論と実技の通信講座を開講する。第1期の開講科目は「カポエイラにおけるトレーニングの理論と実践」「カポエイラのジョーゴの哲学的基盤」「カポエイラのジョーゴの社会学・人類学的基盤」「カポエイラにおける競技と審判の方法」など5科目。授業の80%はインターネットを通じてポルトガル語で行われる。第2期目には英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語でも受講できるようになる見込み。10月10日まで申し込みを受け付けている(9/24)

★メストリ・ビンバの最後の妻でメストリ・ネネウの育ての母でもある
アリセ夫人が9月17日に逝去し、その葬儀が18日、サルヴァドール市のカンポ・サント墓地で行われた(9/20)

★サンパウロ州カンピーナス市に拠点を置くメストリ・ジョ−ゴ・ジ・デントロは、2006年1月4日から8日までサルヴァドールで、
第2回カポエイラ・アンゴラ国際集会を行う。イベント中は一連のレッスン、講演会などが予定されている。現在、参加予約の受付中(9/19)

★11月25、26、27日と
ストックホルムメストリ・コブラ・マンサによるカポエイラ・アンゴラのワークショップが開催される。日曜日の17時からはフォホのパーティーやドキュメンタリー映画の上映会も行われる。主催はカポエイラ・アンゴラ・ストックホルム(9/14)

2005年8月

★ブラジリア動物園の中に
「メストリ・オンサ・チグリ広場」が開設され、その除幕式が9月7日午後1時から行われる。メストリ・ビンバの弟子であり、60年代、ブラジリアにカポエイラ道場を開いたパイオニアの一人である同氏の功績を顕彰するもの。現在アルツハイマー病を患い、養老院で生活しているメストリ・オンサ・チグリは、師匠や仲間たちとの記憶もすべて失ってしまっているという(8/30)

★10月9日にコロンビアのボゴダでカポエイラ・アンゴラのイベント
「第5回コロンビア・ジンガ」が開催される。ゲストとしてブラジルからメストリ・ジョーゴ・ジ・デントロ、モア・ド・カテンデが招かれる予定(8/27)

第1回ジンガンド・ペラ・パース(平和のためのジンガ)が、9月2日リオのグロリア区で行われる。カポエイラ、バチザードのほかジョンゴやタンボール・ジ・クリオウラのデモンストレーション、映画「MESTRE BIMBA - A CAPOEIRA ILUMINADA」の発表も行われる予定(8/22)

★ミナスに拠点を置くカポエイラ・ジェライスの
メストリ・マゥン・ブランカが4枚目のCD "O Ritual da Roda" をリリースし、サンパウロでサイン会を行う。8月20日午前10時30分からカポエイラ・ショップSdobrado店にて(8/17)

★カナダの
AXE CAPOEIRAが6枚目のCDをリリースし、8月21日午後4時からサンパウロ市パライーゾ区ののマリア・イマクラーダ劇場で記念パーティーが行われる。代表のMestre Barraoがレシーフェの出身ということもあり、当日はカポエイラ、マクレレはもちろんマラカトゥ、シャシャード、ココなどノルデスチのダンスなども行われる(8/15)

メストリ・ビンバの生涯を描いたドキュメンタリー映画「MESTRE BIMBA - A CAPOEIRA ILUMINADA」(Luiz Fernando Goulart監督)の広報用イメージがリリースされた。若かりし頃のビンバやDanca de guerra撮影時の未公開映像がカラーで見られる。これまでのカポエイラ関係のドキュメンタリーの中では第1級の作品になるだろう(8/12) →映像は
ここをクリック

★8月22日から27日までサルヴァドールで開催が予定されていた
第3回ジンガ・ムンドが、スポンサーの援助打ち切りによりキャンセルになった。最大のスポンサー企業だったペトロブラスが、文化事業に対する支出を切り詰める方針を打ち出したことで、当事業に対する支援も取り下げられることになった。主催団体のNGOマンジンガは、24、25、26日の3日間、ミニワークショップを行うと発表した(8/5)

★8月13日午前9時からサルヴァドールのフォルチ・ダ・カポエイラにおいてメストリ・ボア・ジェンチの還暦祝いと彼のカポエイラ人生を描いた
ドキュメンタリー映画『メストリ・ボア・ジェンチの人生』の完成記念パーティーが行われる(8/4)

★8月3日は
「カポエイリスタの日」。サンパウロ州議会の貴賓室で、同日午後7時からメストリたちの功績を称えるカクテル・パーティーが行われる。サンパウロのメストリたちも多数出席予定。一般のカポエイリスタの参加も呼びかけている(8/3)

2005年7月

★サルヴァドールの
メストリ・トーニョ・マテーリアが、CDを2枚リリースした。KILOMBOLAS MANGANGAとSOU MANGANGAで、前者はメストリ・デデーとの共作。すでに店頭で発売されているとのこと(7/11)

★サンパウロのアンゴレイロ、
メストリ・ホシーニョは、6月10日、11日にサンパウロ州リオ・クラーロ市で行ったカポエイラ・アンゴラの集会の中でCDのライブ録音を行い、リリースした。ジャイメ・ド・マル・グランジが特別参加しており、師匠のパウロ・ドス・アンジョスそっくりの歌声を聞かせてくれる(7/1)

2005年6月

第3回ジンガ・ムンドが、8月22日から27日までサルヴァドールで行われます。ジョアン・ピケーノ、ジョアン・グランジ、アコルデオン、ネネウらが講師としてワークショップが行われるほか、マルチニーク島のラージャの公演など盛りだくさんのプログラムになっています(6/23)

★ブラジリア市にあるラダイーニャ・カポエイラ協会のメンバーが自費出版で
『カポエイラ事典』を出版し、その出版記念イベントが6月24日に行われる。コンテンツ、ページ数など詳細は不明(6/19)

★6月17日、18日、19日とイタリアのボローニャで
メストリ・ブラジリアのカポエイラとサンバ・ジ・ホーダの講習会が開催される。主催は弟子のメストリ・シキーニョ。このイベントのあと、メストリ・ブラジリアは、別の弟子の団体のバチザードに参加する(6/15)

★6月16日、
メストリ・モライスのGCAPは、イタパリカ島でホーダを行う。地元のコミュニティーによる招聘(6/14)

★ヴォーカルの美しさで日本でもファンが出てきている
カロリーナ・ソアレスは、6月10日から7月1日までの毎週金曜日、サンパウロはサン・ジョアン大通りにあるブラマ・バーでミニ・コンサートを行う。彼女の2枚目のCDをプロモーションするのが狙い(6/9)

★6月16日、リオ・デ・ジャネイロ連邦大学で
第7回カポエイラ・フェスティバルが開催される。リオにおける近代カポエイラの導入者メストリ・アルトゥール・エミジオの功績を顕彰する(6/7)

★6月24日、25日とブラジリア大学で
カポエイラの歴史に関する集中講義が開講されます。講師は社会学者でグルーポ・ビリバズーのメストリでもあるルイス・ヘナト氏。4つのテーマは「カポエイラ史へのアプローチとその方法論」「リオのカポエイラ・バイーアのヴァジアソン・カポエイラ・ヘジオナウ」「カポエイラにおける組織とはーカポエイラと文化的アイデンティティー」「文化表現としてのカポエイラと国際化への挑戦」。計10時間の講義で、聴講費は学生は30レアル、学外者は50レアル(6/5)

2005年5月

★8月13日、14日とリオのニテロイでILE DE ANGOLAカポエイラ協会主催の
カポエイラ・アンゴラ全国集会が開催される。代表はジョエル・ヴィエイラ(Joel Vieira)(5/29)

ハワイでカポエイラのセミナー開催。6月17日から26日までホノルル市。カポエイラ・ハワイの主催で、リオからメストリ・トウロ、メストリ・ベイソラを講師として招聘する。参加費は、1レッスン20ドル、通しで150ドル(5/24)

★6月10日、11日、サンパウロのリオ・クラーロ市でエスコーラ・ジ・カポエイラ・マト・ハステイロ主催の
ワークショップが開催される。同グループの創立6周年を記念したもの。コーディネーターはメストリ・ホシーニョとルイス・ノルマーニャ。イベント中、グループのCDがライブ録音される(5/23)

★11月11、12、13日に国際カポエイラ連盟の主催で
第1回ヨーロッパ・カポエイラ大会がドイツで開催されます。現在、国家レベルで連盟が存在するのがポルトガル、ドイツ、フランス、イタリア、トルコで、今後設立予定がオランダ、ベルギー、スペイン、ドイツだそうです。大会では、ヘジオナウ4分間、アンゴラ4分間の競技が行われます。ヨーロッパ国家オリンピック委員会のメンバー、国際オリンピック委員会からもオブザーバーが参加することになっています(5/8)

2005年4月

★イーリャ・ダ・イタパリカの
メストリ・ジェルソン・クワドラードが4月17日に亡くなりました。カポエイラは、また一人貴重な語り部を失いました。ご冥福をお祈りいたします(4/19)

★ちょっと遅れてますが、3月に
メストリ・イタポアン(メストリ・ビンバの弟子で、ビンバに関する著作を多数執筆している有名な先生)が新しい著書を出しました。「CAPOEIRA, RETALHOS DA RODA」(カポエイラ:ホーダの断片)というタイトルで、ここ数年書き溜めた原稿をまとめたものだとのこと。フィクションもあれば実話もありということで、メストリが参加したイベントなどの写真も豊富だそうです(4/10)

★4月9日、10日にゴイアス州カポエイラ審判協会は、
第3回カポエイラ審判会議を開催する。9日はカポエイラにおける審判の規定、アンゴラにおける裁定の基準、ヘジオナウにおける裁定の基準などについて話し合われ、10日には競技と審判のシミュレーション・トレーニングが行われるという。個人的には興味はないが、カポエイラの競技化を推進している人たちの活動です(4/6)

★3月30日付の『Correio da Bahia』紙によると、
ブラジルの文化省はバイーアのカポエイラ事業に1,850,000レアルを拠出することを決めたらしい。日本円にすると7,400万円!ホンマかいなという感じもするが、今後バイーアで行われる10件のカポエイラ関連事業に使われるという。ジルベルト・ジル文化大臣の粋な計らいかとも思うが、これについては「何でバイーアだけなんだ」という声がすでに上がっている。エイプリル・フールでないことを祈りたい(4/1)

2005年3月

★下のメストリ・ファーニョの続報です。彼の友人がメストリの姉と電話で話したところ、
命に別状はなく、回復に向けてリハビリをしているとのことらしいです。それにしても「お見舞いに行きたい人はどうぞ」ということで、メストリの本名、病院や病室番号まで全世界に公表するのはどうかと思いますけど・・・(3/27)

★元カポエイラ・ブラジルの
メストリ・ファーニョ(Mestre Fanho)が頭に銃弾を2発受けて重態というニュースが入ってきました。3月22日にリオのチジューカで繰り広げられた警察と麻薬取引グループの銃撃戦で、足を撃たれた少年を助けようと駆けつけたところ、流れ弾に当たったようです。回復することを祈るしかありません(3/23)

★メストリ・ビンバの生涯を描いた
ドキュメンタリー映画「MESTRE BIMBA - A CAPOEIRA ILUMINADA」(Luiz Fernando Goulart監督)の完成が間近なようです。内容は、ビンバの高弟たちのインタビュー、ビンバ自身が指導しているレッスン風景、50曲以上のカポエイラやサンボ・ジ・ホーダの曲など、非常に貴重な映像が満載だということです。今年の下半期にかけてリオ、サルヴァドールで公開され、その後DVD化の計画もあるというので楽しみですね(3/20)